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資産として保有する場合の金地金の特徴とメリット

資産として保有する場合の金地金の特徴とメリット

Last Updated on 2024年11月27日 by ainmana

金はその昔から宝石や貴重品として用いられてきた歴史が長くあり、古来エジプト時代にもその価値を認められていたことが伝えられています。
金はすべての物資の中で最も重く、美しい金属光沢をもつ貴重な物質です。
そのような金の現物である金地金はインゴットともいわれて、資産として流通してきた長い歴史を持っています。

 

金は時間が経過してもその輝きが失われることはない

金は火事があっても解けることはありませんし、その美しい姿を保つことができます。
時間が経過してもその輝きが失われることはありませんので、保有するメリットは様々です。
例えば、通貨と比較すると、通貨は通貨危機が起こればその価値が下落します。
金の価値は毎日変動しますが、通貨ショックのように価値が大きく損なわれることはなく金の価値は安定的です。
そのため、通貨危機が起こる前に保有しているお金を金資産に交換すると、通貨ショックが訪れても安心です。
金は国際的に価値が認められていますので、どの国の通貨とも交換可能ですので、通貨ショックの際にその通貨を保有するリスクを回避することができるのです。

 

金は希少性がある

金に価値があることは世界的に認められていますが、ではどうして金に価値があるのでしょうか?その理由はいくつかありますが、まず最初に金は希少性があるという点が挙げられます。
金は地球に50mプール3つ分くらいの量しか存在しないといわれており、どこにでもある物質ではないため貴重です。
そして、金はその密度がとても高く、重いために盗難が難しいことも価値がある理由の一つになります。
さらに、金は時間がたっても劣化せず、減らず、化学的な安定性を持っていますので、時間が経過してもその価値が減りません。
金は酸素と反応しにくい性質を持っていますので、鉄のように酸素と結びついて錆びるということがありません。
時間が経過しても傷んだり腐食しないので、優れた資産と考えられています。

 

人間が作り出すことは不可能な物質

さらに、金は人工ダイアモンドのように人間が作り出すことは不可能な物質です。
昔から錬金術によって金を作り出そうとした人々は多くいましたが、どの人も金を作り出すことはできませんでした。
最新の科学技術を用いても金を人工的に作りだすことは不可能です。
そのため、財産で保有するのにとても適しているという特徴があります。
このように、金の現物の金地金はとても高い価値が認められており、その価値は世界的なものでもあります。

 

金地金は有事に強い財産

このような特徴を持つ金地金を保有する場合のメリットについて次にご紹介しましょう。
金地金は現物資産ですが、保有することで様々なメリットがあり、金の大きな魅力と考えられているのが有事に強い財産であるということです。
例えば、紛争やテロなどが起こったり、不況になった場合には金の価格は値上がりする傾向があるといわれます。
それは、政治が不安定になることで、その国の通貨などの信用が下がることが理由です。
そうなると、通貨で財産を保有していた人々は通貨以外の形で保有しようとしますので、金に対するニーズが高くなって、その結果金の価格は上昇するというい特徴があります。
このことは歴史的にも確認されており、2007年にサブプライムローン破綻が起こった際には世界経済の先行き不透明さから金の価格は上昇しました。
このように、有事の際に魅力的なのが金であり、現物の金地金も財産価値が高くなっています。

 

安全性

さらに、金のメリットはその安全性が挙げられています。
例えば、株や債券などの金融資産は経済ショックやその企業の業績によってはただの紙切れになってしまうこともあります。
どんなに高い価値を持っている場合も、ある瞬間に無価値になってしまうリスクがあるのです。
そうなると、何の価値もなくなってしまいますが、金地金は保有するだけでその価値の財産を持つことができ、有事になると価値が上がるため、暴落のリスクを回避するという点でとてもメリットがあります。

 

安全にいつまでも保管できる安定資産

さらに、しっかりと警備がなされている管理会社などを選べば、金自体が劣化して価値が損なわれることはありませんので、安全にいつまでも保管できる安定資産である点もメリットです。
金塊が価値を失うケースとして挙げられるのが盗難です。
現物資産を盗まれてしまうと、どんなに安定した金の財産を保有していても価値を失ってしまいます。
しっかりと保管して盗難リスクに備えられる管理会社を選べば、いつまでも金を所有することができます。
こうした点も金塊のメリットになります。

 

まとめ

このように、金の現物はいろいろな特徴があり、財産として保有するときにはメリットがあります。
ただ、資産に関するリスクなどに備えるという点でも、全ての財産を金で保有するよりは、分散させて様々な形で保有するほうがリスクを分散させることができます。
金の財産の目安は全体の10%から15%くらいといわれています。
大切な資産を同時に失うリスクから大切な財産を守るという点でリスク回避といった点でおすすめです。

 

参考リンク
株式会社ゴールドリンク 口コミ