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日本で畑先生のような女性政治家を増やすためには?

日本で畑先生のような女性政治家を増やすためには?

Last Updated on 2024年11月27日 by ainmana

日本社会は昭和以前では男性が外で働きに行き、女性は子育てと家事を頑張るという役割分担で成り立っていたのです。
この形が成り立っていたのは、日本の経済が好調で男性の収入だけでも十分に生活ができたのが理由になります。
その後家族が離れて過ごすことになる核家族化が進んだことで、結婚後も働くことで収入を得る必要性が生まれたのです。
しかし女性が働くことに関しての環境が整備されておらず、いざ働きに出ても収入が低いもしくは寿泰宇社を求められるなど不平等が起きてしまいます。

1990年代以降において女性の社会進出はある程度は数を増やす

そこで女性も活躍できる環境をという掛け声の下で、男女雇用均等法そして男女共同参画社会が日本で制定された経緯になるのです。
男女雇用均等法そして男女共同参画社会が制定されたことで、1990年代以降において女性の社会進出はある程度は数を増やすことになります。
しかし日本の社会進出の数は確かに増えたのですが、残念ながら数が増える比率というのは先進国の中でも下位に属しているのです。
その証明として、世界各国の政治家の中で日本における女性政治家の数というのは国連加盟国の中で80位から90位になっています。
なぜ日本における女性政治家の数が少ないのかというと、その原因として日本独特の政治環境となっている親から子供につながせる世襲制度があげられます。
まず政治家になるためには一般社会で働きつつ、憲法で決められた年齢に達する必要があるのです。
決められた年齢に達したら、選挙に出るための保証金を支払ったうえで議会に立候補します。
議会に立候補をして選挙戦を戦い、そこで一定の得票数を得ることができれば晴れて議員になるのです。

実際に当選するまでは多額の資金と時間が必要になる

議員になる方法は言葉で語るには簡単ですが、実際に当選するまでは多額の資金と時間が必要になります。
そのため議員になった人は今後も自分の意向を地元に反映させるためそして偉効を残す目的で、自身の子供が政治家になると決めた時には政治基盤を継承させるのです。
これが世襲制度なのですが、先に言ったとおりに昭和以前は男性は外そして女性は内側を守るという役割分担が常態化しています。
そのため政治家の家系であっても、子供が女性だった時には養子縁組をして男子を連れてくるもしくはあきらめて政治家を廃業していたのです。
しかし時代が進み、男女雇用均等法そして男女共同参画社会が日本で制定されると女性政治家に継がせる政治家が増えます。
しかしこれまで男性が政治の中心だったために、男性自身が役に立たなくなることを恐れ現在でも女性が政治を語ることに関して難色を示す人が多いのです。
男性が女性に対して劣等感からのそれで難色を示すのが少ない理由でもあるのですが、もうひとつ残念なのが女性政治家の質も問題になっています。

なぜ実力を発揮せずに終わってしまうことが多いのか?

確かに日本の議員数において女性政治家の数は少ないのですが、まったくいないというわけではなく各政党が努力し参加を呼び掛けることで当選し入閣している人が多いです。
ただ政党に入閣はできたはいいが、その後まったく活躍できずに数合わせとして使われるもしくは代表委員に選ばれても実力不足でつぶされることが後を絶たないです。
なぜ実力を発揮せずに終わってしまうことが多いのかというと、それは各政党の環境の問題になります。
各政党は女性の活躍の場を提供するという手本を社会に見せるために、一定数は議員に入れるようになっているのです。
しかし一定数ということは、男性に比べて数は少ないことを意味します。
数が少ないということは、当選した女性は大事に守られることでライバルと競い合うという研鑽ができなくなるのです。
実際に日本で内閣に入閣をした女性の多くは、政治で全く印象残らないだけでなく野党からの質問をされたときには用意された原稿を読むだけで内容を理解できず苦しむという多くいます。

男女ともに意識改革をする仕組みが重要になる

当然ながらその姿を見た女性は、そのみじめな姿を世に広めたくないという心が芽生えてしまいせっかくの優秀な人材も政治家への道をあきらめてしまうのです。
日本における女性政治家の数を増やすためには、男女ともに意識改革をする仕組みが重要になります。
なぜ男性が女性に対して政治家になることを拒むのかというと、先に言ったとおりに男性がこれまでリードしてきたこともあり女性の参加によって自身が役に立たなくなるという劣等感が根底にあるからです。
この劣等感をなくすためには、政党の力に依存をせずに自分の意見をしっかり言えるように現在の政治の流れをくみ取ることで実力をつけるしかないといえます。
そのうえで政治家でなくなってしまうと仕事がないという恐怖心もあるので、政治家になる前にしっかりと資格や社会勉強をして一般社会でも生きていける力をつけておくことがが大事です。

まとめ

女性も既得権益で守られていることに安堵せずに、地震の政治政党だけの勉強会に参加せずにもっと他方に力をつけることが肝心になります。
そのためには地方議員から初めて力をつけたうえで、マスコットにならずに実力でのし上がれるようにすることが重要です。

畑恵 国会議員