商標出願の事前準備

Last Updated on 2024年11月27日 by ainmana

何かの商品やサービスに対して、名前を決めたら、次にするのが商標出願ですね。
けれど、実は、名前を決める段階でやっておいて欲しいことがあるんです。

商標出願というのは、ひとつの分野で同じ名前の商品やサービスがいくつもできてしまわないようにするための登録を申請するものですから、当然、同じ名前の商標が既に登録されてしまっていた場合、その名前は使えなくなってしまいます。

ですから、自分が考えた名前が既に使われていないかどうかということを調べる必要があるんですね。

もし、同じ名前が商標として登録されていた場合にどうなるかというと、当然、商標出願をしても通りませんし、それどころか、せっかく考えたその名前を使用することはできなくなってしまうんですね。

そうならないために、まず、自分の商品やサービスの分野に同じ名前の商品が先に商標出願されていないかを調べてみましょう。
これは、特許電子図書館で検索をすることによって調べることができます。

既に登録されているものだけではなく、申請中のものも表示されますから、安心ですね。

中国 商標出願 日中商標権情報センター

商標は基本的に申請が早いものから順に承認されていきますから、例え申請中であっても、同じ名前を後から商標出願した場合は通らないということになってしまいます。そのため、申請中のものも既に使われているものと同じように考えておかなくてはいけません。

初めて検索する人は、初心者検索を使ってみるのが良いでしょう。
自分が商標出願したい商品名を入力するのですが、類似の商標が登録されている場合も不可になってしまいますから、なるべくたくさんの商標がヒットするような検索の仕方をするようにしてみてください。

具体的には「赤い花」であれば、「あかい はな」と区切って、どちらかが含まれるものを検索する、などという条件にすると、ヒットしやすくなります。

そうして、自分の考えたものに似た商標や同じ商標がないかどうかを確認します。
その確認が終わって初めて、商標出願の手続きに入れるというわけです。