中古並行車に要注意

Last Updated on 2024年11月27日 by ainmana

輸入車には「ディーラー車」と「並行輸入車」の2種類が存在することはご存知ですか?
まず、同じ輸入車であっても、この2種には大きな違いがあることを認識しておかないと、購入後に慌てたり、ガッカリしたり、後悔したりと、大変な羽目に合うかも知れません。

自分が購入しようとしている車は果たしてどちらなのか?しっかり確認しておきましょう。

「ディーラー車」とは、メーカー直営店や正規代理店などを通して販売される車のことです。
車検証にはアルファベットから始まる形式が記載され、通常は国土交通省の形式認定を受けています。

一方、「並行輸入車」であれば、この形式欄が空欄になっているため、この予備知識があればすぐにわかります。
並行輸入車が形式認定を受けようとすれば、1台あたりにつきとんでもないコストが発生するため、形式は「不明」とされていることが多いです。

並行輸入車は、各販売店などが現地で直接買い付けている車で、これを日本に輸入し、パーツなどの整備で日本仕様にしているため、ディーラー車とは根本異なります。

また、並行輸入車にも2つの種類があり、「並行新車」と「並行中古車」の2つに分かれます。
「並行新車」とは現地買い付けの時点で未使用のものをいいます。
「並行中古車」は現地で使用された中古車を輸入し、中古パーツなどで補修、整備を施して日本仕様にしてから販売します。

車、パーツともに仕入が安いため、販売価格も安めです。
並行中古車の場合、購入時には価格面で魅力的であっても、整備関係でディーラーが受付をしてくれなかったり、保守物品の準備に時間が掛かるなど、維持が大変な点が難点です。

また、走行距離に関しても注意が必要で、日本と海外では総走行距離に関する感覚が全く異なるため、10万Kmオーバーなどは普通といえます。
そのため、最悪の場合はメーターの巻き戻しなどで誤魔化されている可能性もあるため、記録簿などの確認やパーツの痛みを見分けるなどの対策が必要です。

 

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